氷筍を「にょろにょろ」と呼んだのは北海道伊達市大滝に住む男性の方が最初だったと言われています。おおたき国際クロスカントリースキー大会を通じてムーミンの生誕地フィンランドと交流があったこともこの名前が使われ続けた理由かもしれません。
大滝氷筍は約100年前の開拓時代から一部の住民の間では知られていたようです。その後旧大滝村時代には「歩け歩け運動」などの催し物で夏季に洞窟に訪れる機会もあったようです。昭和初期~中期まで洞窟内にはアイヌが熊狩りをした骨の痕跡や祭壇があったと大滝村史には記されています。
平成に入ってからは現在廃業となっている北湯沢ユースホテル(管理人)が単発的にツアーを開催していました。筆者は2000年の1月にテレビ取材班と共に大滝百畳敷洞窟を訪れたことがあります。それから8年後の2008年、当時の大滝まちづくり観光協会の依頼を受けニョロニョロツアーを開催して今年で18年目を迎えます。